岸岱 竹置筒細花入 銘「水馴竿」

商品説明 岸岱による竹置筒細花入です。

置き専用につくられており、吹貫がございます。経年の趣を醸し出す総体は三節で構成されており、竹のしなやかな生命力を如実に伝える風格を呈しています。銘につけられた「水馴竿」とは、水になじんで使いなれた竿、水底にさして舟を進める竿を意味し、すんなりと伸びた佇まいによく和する銘となっております。

飄逸な佇まいに風韻が香る名品です。


◆岸岱(1782－1865)
江戸時代後期の画家。岸駒の長男。父にまなび、岸派の2代となる。文化6年(1809)父にしたがって金沢城内の障壁画をえがく。安政年間、御所造営の障壁画制作に参加。鳥獣画、とくに虎の画を得意とした。姓は岸。初名は国章。字は君鎮。別号に卓堂、虎岱など。


・高さ４４.５ｃｍ、径５ｃｍ（最大幅。若干の誤差はご了承下さい）
・虫喰い等経年のイタミがあります。